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むし歯は初期の段階ではほとんど自覚症状がないので、つい発見が遅くなります。年に一度か二度、歯や歯ぐきの状態をチェックしてもらいましょう。早期発見と早期管理が基本です。
むし歯はその進行状態により4つに分類されます。
歯科健診などで、C1、C2という言葉を耳にしたことがあると思いますが、それがむし歯の進行状況をあらわす表現で、Cはカリエス(むし歯)のこと、数字は進行状態なのです。どんなふうに進行していくのでしょうか。

歯のエナメル質、あるいはわずかに象牙質の一部が侵された状態。
痛みはほとんどありません。この段階で治したいものです。

象牙質の大部分が侵され、穴があいてしまいます。
冷たい物や風がしみて痛むことがあります。
小さな穴に見えても、広い範囲を削らなければならないこともあります。

象牙質は完全に侵され、歯の神経(歯髄)まで達しています。
ズキズキした強い痛みがあり、歯髄は炎症を起こすと治りにくく、腐りやすいので、神経の除去をせざるをえない場合が多くなります。

歯はほとんど根だけになった状態。
神経は腐敗し、根の端に膿袋ができて、抜歯となる場合があり、治療も大変になります。
程度は様々ですが、成人のほとんどの方が歯周病になっています。その多くは御自身に自覚がなく、逆に自覚があったり、歯周病の治療自体を希望して来院された方は、かなり病気が進行しています。歯肉が腫れ上がったり、歯が動いたりしている場合は、病気になってから長い期間が経っていることが多いために、治療にも相応の期間が必要になります。歯肉の悪い部分を削り取って、金属等を詰めるわけにもいきませんので、あと何回で終了するかということを申し上げにくいこともあり、従来の歯科治療のイメージをもって来院された方は少々面食らうようです。治療は早く終わるにこしたことはありませんが、じっくり腰をすえた治療が必要です
以上、おわかりのように、歯周病は重症になる前に適切な治療をすることが大切です。当院では、歯周病が進行していると考えられる患者さまには、御本人の自覚がない場合でも、歯周病についての説明を行うように心掛けております。
歯についたプラーク(歯垢)によって歯周組織が破壊され、歯と歯肉の間にポケットができます。※プラーク(歯垢)は歯の表面に溜まり、ねばねばして目に見えない細菌のかたまりです。 正しいブラッシングをしないと、そのポケットにプラークがどんどん溜まり、ポケットを深くしていきます。
歯周病は自覚症状がなく進行します。したがって、出血したり、腫れたりの症状に気づいた時には、すでに深いポケットができていたということがよくあります。 もしあなたが歯周病ならば、治療法の種類は非常に限定されます。
具体的には歯科医院でのスケーリングと組み合わせて、ホームケア−の技術指導、頻繁な歯科医院でのクリーニング、そして状態が重篤な場合は、手術を行います。治療を先送りしても、決して歯周病は良くなりません。歯周病は絶えず悪化していき、歯を支えている骨を失う病気です。もし、あまりにも多くの骨を失い、歯がぐらつくようならば、その歯を抜かなければなりません。そうなったらブリッジ、部分義歯、総義歯、インプラントなどその失った歯を補う方法を探らなければなりません。
きちんと予防、治療を行っていると歯周病によって歯を失う事はありません。治療をすることで感染を取り除き、病気を抑えられます。
歯周病は歯の周りの歯肉、歯槽骨などの組織の病気です。ほとんどの歯周病患者は自覚症状がありません。というのも歯周病の初期段階は痛みがほとんどないからです。歯周病の主な原因はプラークです。 プラークは粘着性があり、バクテリアの塊で歯に絶えず付着しているものです。プラークはなかなか肉眼では見づらいのです。毎日プラークをきちんと取り除かないと歯石がたまってしまいます。歯石にまでなってしまうと、歯磨きやフロッシングをしてもとれません。歯科医院へ行って、専門器具を用いて取り除いてもらうしか除去する方法はないのです。歯石は歯の側面に付着した白い小さな塊です。このバクテリアの塊が歯周病を悪化させ、歯槽骨を破壊していくのです。
歯周病の危険信号は:
・口臭がある
・歯を磨いている時やフロッシングをしている時に歯肉が出血する
・歯肉が腫れあがっている
・歯肉が歯に付着していない
・歯が動揺する
ただ、これらの症状が無くても歯周病である可能性は多々あります。

歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の間の溝が3ミリ以上深くなってしまうと、危険信号です。
ポケット内はプラークやバクテリアの住処に最適で、プラークや歯石がこのポケット内に深く侵入して歯周病の悪化につながり、歯槽骨は破壊されていきます。
歯科医院でX線写真とプローブを使用して検査してもらうと、歯槽骨の高さが正常置にあるか、どれ位歯槽骨が破壊され、骨の位置が低くなっているか、歯から歯肉が下がっているか、ポケットが深くなっているのかがわかります。
*プローブ:歯周ポケットの深さを測定する器具
一般的にポケットが深くなればなるほど歯周病は進行していきます。
歯肉の出血は、歯周病の大きな兆候です。健康な歯肉は出血しません。歯科医は歯肉の色、形も検査します。健康な歯肉はピンク色でオレンジの皮の表面のようなブツブツの状態をしています。 X線写真でも歯周病の症状を示します。
さて、どのように歯周病を見つけるか分かりましたか?
・ポケットの深さが3ミリ以上ある
・プローブをポケット内に挿入すると歯肉から出血する
・歯肉が赤く貼れている(特に歯間部歯肉)
・X線写真に歯槽骨が吸収している状態や歯石が写っている
歯周病の原因は先にも申し上げたとおり、歯周病原菌による感染です。原因菌の除去にはその棲息しているプラークを除去(プラークコントロール)する必要があるのです。プラークコントロールは、患者さん本人が家庭で歯ブラシを使って行うことが中心となり、しかもそれは歯周病治療の根幹をなす最も重要な方法です。プラークコントロールができていない人に、他のどんな治療を施しても歯周病は治らないと言っても過言ではありません。逆に適切なブラッシングの技術を習得し、歯周病の巣窟であるプラークを除去できれば、歯周病の状態は確実に改善していくのです。
ルートプレーニングの目的は、歯根の表面からプラークや歯石がつくりだすバクテリアの毒素を取り除くことで、歯周病感染の原因を除去することです。エックス線で歯石は歯の両側につく小さな白いかたまりのように見えます。プラークコントロールでは、歯肉ラインの上のプラークしか取り除けません。歯科医院にてルートプレーニングを行うことによって、歯肉ラインより下のプラークや歯石を取り除きます。

痛みを与えないために、たいていルートプレーニングを始める前に麻酔をします。そして、注意深く細かいところまで特別な道具で歯根の表面の歯石による凹凸を平らにします。歯周炎の原因菌が取り除かれると、歯肉は治り始めます。治るにつれて歯肉が引き締まってくるでしょう。ただ、当然ですが歯周炎を完治させる為には、家庭でのプラークコントロールが大切です。ブラッシングやフロッシングでは歯肉ラインの下約1〜1.5ミリ程は磨けます。

うっ血をおこし赤く腫れて、ブヨブヨになった歯肉は、歯ブラシをしただけで出血したり、痛いと気が付く頃にはアゴの骨が溶けていることさえあります。深くなってしまった歯周病ポケットは歯磨きだけではなかなか治りにくく、時間もかかります。
歯と歯茎の間にレーザーを照射することで、歯周病菌をやっつけて、弱っている歯肉の血行を良くして、健康な引き締まった歯肉を再生します。歯肉を切ったりしないので、麻酔もせずに、歯周病の治療が可能になりました。
歯周治療などを施した後に歯と歯肉の間に溝(ポケット)が残ったり、歯肉に感染がおこった場合に歯周外科手術が必要になってきます。まず、患部に麻酔をし、完全に麻酔が効いているのを確認し、ゆっくりと歯から歯肉を引き離します。
こうして歯肉弁(フラップ)を作り、処置を施す所まで届くようにするのです。歯根の表面にたまってる歯石や歯垢を取り除き、次に歯肉ラインの位置を変え歯垢が容易に取り除けるように調節します。術後残る痛みなどは鎮痛剤で解消されます。歯周病で歯周外科手術を行うことは、感染源をなくすことができ、ポケットの深さを減少させ、歯の清掃をしやすくし、又相対的に歯肉の健康を取り戻すことが出来きるのです。

中等度以上の歯周病は歯の周りの骨(歯槽骨)の吸収が起こっています。この歯槽骨の吸収は、ほとんどの場合、歯周病が完治しても元の形には戻りません。この吸収した歯槽骨の形に添うように、歯肉が表面を覆っていますので、歯の表面が以前と比べ多く露出します。そのため歯が長くなったように見えてしまったり、歯が空いてしまったり、時には歯がしみるといった症状がでてくることがあります。これは、歯槽骨に再生能力が無いわけではなく、歯肉の治癒能力のほうが、スピードが早いために起こってしまう現象です。この歯槽骨の吸収してしまった部分に歯肉が入り込んで再生するのを阻止し、歯槽骨の再生を促すのが再生治療です。吸収してしまった部分に直接、歯周組織の再生を促すような薬剤を塗布するエムドゲイン法があります。

エムドゲインの主成分は、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするたんぱく質の一種であるエナメルマトリックスデリバティブです。
このたんぱく質は、歯周組織の形成に大きく関与することがスウェーデンでの研究で分り、幼若ブタの歯胚(歯の種のようなもの)から抽出精製されています。
現在、世界30カ国ほどの範囲で使用されていますが、感染症の報告はなく、また、現在の科学水準に基づく高い安全性確保の下で管理されている幼若ブタを用いますので、安全性は確立されています。
入れ歯は物を食べる・人と話すという肉体的・精神的な健康を維持する大切な道具です。
私たちは解剖学的/機能的形態をよく考慮した入れ歯を製作するために努力しています。
・不適合な入れ歯を長年使用し、アゴの骨が重篤に吸収している場合や歯ぐきがブヨブヨになった患者さんには入れ歯を作る前準備としての外科処置を施す場合もあります。
・ アゴの骨が大きく痩せてしまい、通常の方法では入れ歯の安定が難しい患者さんにその維持を助けるために残存歯やインプラント(人工歯根)を磁石や特殊な仕掛けと併用する方法もあります。
高齢の方や合併症をお持ちの患者さんには外科処置を一切行わずに満足していただける入れ歯の製作を心がけております。
入れ歯を使用する上で、とても大切なことがあります。
入れ歯はカンジタ菌などの細菌が繁殖しやすいため、ブラシや入れ歯洗浄剤で常日頃から清潔にしてください。不潔な入れ歯を使用したり口腔内が不潔だと、高齢で食べ物を飲み込んだりすることが困難な方の場合、就寝中に細菌の混じった唾液が肺に流れ込み、「肺炎」を起こしてしまいます。ご家族・介護者の方は十分に留意されてください。
・形態の違い
上顎口蓋部(下の写真)・・・健康保険→レジン 自由診療→薄い金属

| 金床 | チタン床 | コバルトクロム床 |
|---|---|---|
| 金床は従来、一番適合がよく、また高価な入歯でしたが、入歯自体の重さが重いという欠点もあります。 | チタンは加工が難しかったため昔の歯科治療では使われませんでしたが、近年加工技術が進歩し、精度がかなりよくなりました。チタンは軽く、また金属特有の「味」がしないため、食事をおいしく食べることができます。 | コバルトクロム床は一般的な金属床ですが、チタン床より、多少重みがあります。人によってまれに金属味を訴える方がいらっしゃいます。 |
金属の場合、摂食時に食べ物の熱が伝わりやすく、おいしく食事をとれますし、また口蓋部が薄いため発音がしやすい利点があります。
・素材の違い・・・自費診療の場合、入れ歯に使う人工歯もセラミックの歯や磨耗に強い歯を使用します。
・製作方法の違い・・・患者さん専用の型をとる道具をつくり、口腔内の筋肉の動きを考慮した上で、シリコンにて超精密印象を採り、それを元に入れ歯の製作模型をおこします。
患者さんの入れ歯への満足度はその製作前の歯ぐきやアゴの骨の状態に大きく左右されますので、健康保険の入れ歯でも十分満足していただける症例もあります。
健康保険・自費診療とも、入れ歯装着後は、新しい靴の「靴擦れ」と同じように多少の粘膜の痛みはでますので数回の調整は必ず必要となります。